2011年9月13日火曜日

京料理道楽14代 飯田知史先生が出版されることになりました。

京すずめ学校にご登壇いただいた、
京料理道楽14代 飯田知史先生が
出版されることになりましたのでご紹介いたします。


◆「京のおまわり 飯田知史著」京都新聞出版センター 1,470円(オールカラー)
10月26日、各書店にて発売。

「おまわり」とは、京ことばで「おかず=飯の菜(さい)」のことを意味してます。
もともとお公家さんのことばで、ご飯の回りに、ぐるりとおかずを並べてたことから「おまわり」と呼ばれるようになりました。

本書は、平成22年4月1日から平成23年3月17日まで京都新聞で連載したものに加筆修正し、また書籍刊行にあたり、料理写真を全て取り直して、京の旧家に伝わるおまわりのエッセイとそのレシピを一冊にまとめ上げた、いわば一年間の「京料理暦」となっております。

◆著者より

ぼくは、かねてより「食」は人の人格や身体を形成する上で、ものすご大きな役割を担ってると考えております。
病気を防いで健康を維持するのに必要な栄養のバランスや、薬喰いと言われる食材の効用。そして忘れてはならないことは、食材そのものやそれに関わる人達に対する感謝の念。お箸の持ち方をはじめ、さまざまな食作法。
日本食には、季節がもたらす味わいや土地に伝わる食文化、日本人の感性や美意識がふかぶかと織り込まれております。
人生において、日々の「食」の有り難さや喜びは、とても大切なことで、誰しもができることなら美味しく、楽しみながらいただきたいと思うことでしょう。
食事は、心を育て、心が和み、心が豊かになる幸せのひとときであってほしい、人生の活力の源としていただきたいとの願いを込めて書き上げております。
ぜひとも御笑覧賜りますよう「よろしゅうおたのもうします」。